AWS認定資格に興味はあるけれど、「種類が多すぎてどれから取ればいいかわからない」「難易度はどのくらい?」と迷っている人も多いのではないでしょうか。
AWS(Amazon Web Services)はクラウドサービス市場でトップシェアを誇るプラットフォームで、AWS認定資格はクラウドエンジニアやインフラエンジニアのキャリアにおいて高い評価を受けています。
この記事では、AWS認定資格の全種類と難易度を一覧形式でわかりやすく整理し、初心者が最初に取るべき資格や効率的な取得順番についても解説していきます。

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AWS認定資格の全体像|4つのレベルと12種類
AWS認定資格は、Foundational・Associate・Professional・Specialtyの4つのレベルに分類されています。記事執筆時点で全12種類が提供されており、基礎的な知識を問うものから高度な設計スキルを求めるものまで幅広くカバーされています。
レベル別の概要
| レベル | 対象者 | 実務経験の目安 | 資格数 |
|---|---|---|---|
| Foundational | 初学者・非エンジニア | 6か月程度 | 2種類 |
| Associate | クラウド実務経験者 | 1年程度 | 5種類 |
| Professional | 上級エンジニア | 2年以上 | 3種類 |
| Specialty | 特定分野の専門家 | 分野により異なる | 2種類 |
Foundationalレベル(基礎)の資格と難易度
Foundationalレベルは、AWSクラウドの基礎知識を問う入門レベルです。エンジニアだけでなく、営業やマネジメント職の方にもおすすめの資格です。
Cloud Practitioner(CLF-C02)
AWS認定資格の中で最も基礎的な資格です。AWSのサービス概要、クラウドのメリット、料金体系、セキュリティの基本などが出題されます。
- 試験時間:90分
- 出題数:65問
- 合格ライン:700点/1000点
- 受験料:記事執筆時点で約16,500円(税別)
AI Practitioner(AIF-C01)
AI・機械学習の基礎概念と、AWSにおけるAIサービスの活用方法を問う資格です。生成AIに関する出題も含まれており、AI時代のニーズに応えた内容となっています。

Associateレベル(中級)の資格と難易度
Associateレベルは、実務でAWSを使う人向けの中級資格です。役割別に5種類に分かれています。
Solutions Architect – Associate(SAA-C03)
AWS認定資格の中で最も人気が高く、取得者数も多い資格です。AWSサービスを使った可用性・コスト効率・パフォーマンスの高いアーキテクチャ設計が問われます。
- 試験時間:130分
- 出題数:65問
- 合格ライン:720点/1000点
Developer – Associate(DVA-C02)
AWS上でのアプリケーション開発に関する知識が問われます。Lambda、API Gateway、DynamoDBなどのサーバーレスサービスが中心の出題範囲です。
SysOps Administrator – Associate(SOA-C02)
AWSの運用管理に特化した資格です。CloudWatch、Systems Manager、Auto Scalingなどの運用系サービスが出題されます。Associateの中では最も難しいという声もあります。
Data Engineer – Associate(DEA-C01)
データパイプラインの設計・構築に関する資格です。Glue、Redshift、Athenaなどのデータ関連サービスが中心となっています。
Machine Learning Engineer – Associate(MLA-C01)
機械学習ワークロードの構築・運用に関する資格です。SageMakerやBedrockなどが出題範囲に含まれます。
Associate資格を3つ以上取得すると「AWS Associate 3冠」と呼ばれ、クラウドエンジニアとしてのスキルの幅広さを証明できます。
Professionalレベル(上級)の資格と難易度
Professionalレベルは、複雑で大規模なAWS環境を設計・管理できるスキルが求められる上級資格です。
Solutions Architect – Professional(SAP-C02)
AWS認定資格の中でも最難関クラスとされています。マルチアカウント戦略、ハイブリッドアーキテクチャ、移行戦略など、高度な設計力が求められます。
- 試験時間:180分
- 出題数:75問
- 合格ライン:750点/1000点
DevOps Engineer – Professional(DOP-C02)
CI/CDパイプライン、自動化、モニタリングなど、DevOpsの高度な実践力が問われます。CloudFormationやCodePipelineの深い理解が必要です。
Generative AI Developer – Professional
生成AIアプリケーションの設計・開発に特化した比較的新しい資格です。Amazon Bedrockなどの生成AIサービスの実践的な活用が問われます。

Specialtyレベル(専門)の資格と難易度
特定の技術領域に深い専門知識を持つことを証明する資格です。
Advanced Networking – Specialty(ANS-C01)
VPC、Direct Connect、Transit Gatewayなど、AWSのネットワーク設計に特化しています。ネットワーク設計の実務経験がないとかなり厳しい試験です。
Security – Specialty(SCS-C02)
AWSのセキュリティサービスやベストプラクティスに関する深い知識が問われます。IAM、KMS、GuardDutyなどが出題範囲に入っています。
AWS認定資格の難易度を一覧で比較
| 資格名 | レベル | 難易度(5段階) | 学習期間の目安 |
|---|---|---|---|
| Cloud Practitioner | Foundational | ★☆☆☆☆ | 1から2か月 |
| AI Practitioner | Foundational | ★★☆☆☆ | 1から2か月 |
| SAA(Solutions Architect) | Associate | ★★★☆☆ | 2から3か月 |
| Developer | Associate | ★★★☆☆ | 2から3か月 |
| SysOps Administrator | Associate | ★★★☆☆ | 2から3か月 |
| Data Engineer | Associate | ★★★☆☆ | 2から3か月 |
| ML Engineer | Associate | ★★★☆☆ | 2から3か月 |
| SAP(Solutions Architect Pro) | Professional | ★★★★★ | 3から6か月 |
| DevOps Engineer Pro | Professional | ★★★★★ | 3から6か月 |
| Gen AI Developer Pro | Professional | ★★★★☆ | 2から4か月 |
| Advanced Networking | Specialty | ★★★★☆ | 2から4か月 |
| Security | Specialty | ★★★★☆ | 2から4か月 |
初心者におすすめの取得順番
AWS認定資格を効率よく取得していくなら、以下のロードマップがおすすめです。
- Cloud Practitionerで基礎を固める
- Solutions Architect – Associateに挑戦する
- 実務経験に応じてDeveloperまたはSysOpsを取得する
- Professionalレベルへステップアップする
Cloud Practitionerは学習期間1から2か月、Solutions Architect – Associateは2から3か月が目安です。UdemyやAWS公式トレーニングなどのオンライン教材が充実しています。
AWS認定資格を取得するメリット
転職・年収面での優位性
クラウドエンジニアの求人ではAWS認定資格の保有が歓迎条件や必須条件になっているケースが多く、特にSolutions Architect系は市場価値が高いとされています。
AWSパートナー企業での活用
AWSパートナーネットワーク(APN)に参加する企業では、社員のAWS認定取得数がパートナーティアの維持・昇格に影響します。そのため、資格手当を支給する企業も少なくありません。
スキルの体系的な整理
試験対策を通じてAWSのベストプラクティスを学べるため、実務でもより効率的な設計・運用ができるようになります。

💡 AWS認定試験の対策では、公式トレーニングだけでなく書籍も有効な学習手段です。IT系資格を含むおすすめ参考書をジャンル別にまとめた記事がありますので、教材選びの参考にしてください。

学習リソースと勉強法
AWS認定試験の対策には、以下のリソースが定番です。
- AWS公式トレーニング:無料のデジタルコースが多数提供されている
- Udemy:セール時に格安で購入できるハンズオン講座が充実
- AWS公式模擬試験:受験前の実力チェックに活用できる
AWS認定試験は3年で有効期限が切れます。更新には再受験が必要ですが、次のレベルの試験に合格すれば下位資格も自動更新されます。
💡 資格試験の学習は長期戦になることも多いです。勉強の集中力を維持するための便利グッズやおすすめアイテムをまとめていますので、学習環境を整えたい方はチェックしてみてください。



よくある質問(Q&A)
Q. AWS実務経験がなくても資格は取れる?
Cloud PractitionerやAssociateレベルは、実務経験がなくても十分合格可能です。ただし、ハンズオン(実際にAWSを触る)学習は必須です。AWS無料利用枠を活用して実際に操作してみましょう。
Q. AWSとAzure、どちらの資格を先に取るべき?
クラウド市場のシェアで見ると、AWSが最も高い割合を占めています。求人数も多いため、迷ったらAWSから始めるのが無難です。ただし、勤務先がAzureを採用しているなら、Azureを優先してもよいでしょう。
Q. 資格を取ったらすぐに転職に有利になる?
資格は「足切り」を突破するためのパスポートのようなものです。面接では実際の経験やスキルも問われるため、資格取得と並行して実務経験やポートフォリオを積み上げることが大切です。
まとめ
AWS認定資格は全12種類あり、Foundationalから始めてAssociate、Professional、Specialtyとステップアップしていくのが効率的です。まずはCloud Practitionerで基礎を固め、その後Solutions Architect – Associateに進むのが王道ルートです。
クラウド市場の拡大に伴い、AWS認定資格の需要は今後も高まると見込まれています。自分のキャリア目標に合った資格を選び、計画的に取得を進めていきましょう。


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