CCNAを取得したけど、「有効期限っていつまで?」「更新って何をすればいいの?」と気になっている人は多いはず。せっかく苦労して取った資格が失効してしまったら、もったいないですよね。
CCNAはCisco Systems社が提供するネットワーク系の認定資格で、取得日から3年間の有効期限が設定されています。つまり、取りっぱなしでは資格を維持できない仕組みになっています。
この記事では、CCNAの有効期限の確認方法から、更新するための具体的な手順、失効してしまった場合の対処法まで、まとめて解説していきます。

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CCNAとは?資格の概要をおさらい
CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、Cisco Systems社が提供するネットワーク技術の認定資格です。ネットワークの設計、構築、運用、トラブルシューティングに関する基礎から中級レベルの知識とスキルを証明します。
試験番号は200-301で、ネットワーク基礎、IPアドレッシング、ルーティング、スイッチング、セキュリティ、自動化とプログラマビリティなど幅広い分野から出題されます。試験時間は120分、出題数は約100問で、受験料は記事執筆時点で約42,900円(税込)です。
ITインフラ分野では最も認知度の高いベンダー資格の一つであり、ネットワークエンジニアの登竜門として位置づけられています。求人サイトでも「CCNA歓迎」「CCNA必須」といった条件が頻繁に見られます。
CCNAの有効期限は取得日から3年間
CCNAの有効期限は、試験に合格した日から3年間です。これはCisco Systems社の全認定資格に共通するルールで、Associate・Professional・Expertのいずれのレベルでも有効期限は3年に設定されています。
以前は有効期限が設定されていない時代もありましたが、ネットワーク技術の進化に合わせてスキルの鮮度を保つ目的で、現在は3年ごとの更新が必須となりました。
有効期限が近づくと、Ciscoアカウントに登録したメールアドレス宛に通知が届きます。具体的には、有効期限の90日前・60日前・30日前の計3回リマインダーが送られてきます。ただし、迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうケースもあるため、メール通知だけに頼るのは心もとないところです。
有効期限の確認方法
CCNAの有効期限は、Ciscoの認定トラッキングシステム(CertMetrics)にログインすれば確認できます。以下の手順で確認してみてください。
- CertMetricsにCisco.comアカウントでログインする
- 「Certifications」タブを選択する
- 取得済みの認定資格と有効期限が一覧で表示される
なお、Ciscoアカウントの登録メールアドレスが古い場合は更新しておきましょう。リマインダーが届かない原因になることがあります。
有効期限の確認は半年に一度は行いましょう。メール通知を見逃しても、CertMetricsで正確な日付を把握できます。カレンダーにリマインダーを設定しておくのも有効です。
CCNAの更新方法は3パターン
CCNAの有効期限を更新するには、主に3つの方法があります。それぞれメリット・デメリットがあるので、自分の状況に合わせて選ぶのがポイントです。

方法1:CCNA試験に再合格する
最もシンプルな方法は、もう一度CCNA試験(200-301)に合格することです。合格すれば、その日からさらに3年間有効期限が延長されます。
試験費用は記事執筆時点で約42,900円(税込)です。一度合格した経験があれば、復習にかかる時間も初回より短く済むケースが多いでしょう。ただし、試験範囲は定期的にアップデートされるため、新しいトピックについても学習が必要になることがあります。
再受験のメリットは、最新のネットワーク技術を体系的に復習できる点です。業務で使わない分野の知識が薄くなっていないかの確認にもなります。
方法2:上位資格の試験に合格する
CCNPのコア試験やコンセントレーション試験に合格すると、CCNAも自動的に更新されます。キャリアアップを考えているなら、上位資格への挑戦がそのまま更新につながるため一石二鳥です。
CCNPのコア試験は以下の6トラックから選べます。
- Enterprise(ENCOR 350-401):企業ネットワーク全般
- Security(SCOR 350-701):セキュリティ
- Data Center(DCCOR 350-601):データセンター
- Service Provider(SPCOR 350-501):通信事業者向け
- Collaboration(CLCOR 350-801):コラボレーション
- DevNet(DEVCOR 350-901):ネットワーク自動化・開発
中でも最も受験者が多いのはEnterprise(ENCOR)で、CCNA取得者のステップアップ先として定番です。
方法3:CE(Continuing Education)プログラムを利用する
Ciscoが提供するCEプログラムでは、対象のトレーニングやセミナーを受講してポイントを貯めることで試験なしに更新できます。CCNAの更新に必要なポイントは30CEクレジットです。
CEクレジットを獲得できる主なアクティビティは以下の通りです。
- Cisco Learning Network上のオンラインコース受講(無料コースあり)
- Cisco Liveイベントへの参加(海外イベントが中心)
- 認定インストラクターによるトレーニング受講
- Cisco認定のウェビナー参加
CEプログラムの最大のメリットは、試験を受けなくても更新できる点です。試験が苦手な方や、業務が忙しくてまとまった学習時間が取れない方には魅力的な選択肢でしょう。
CEプログラムの対象コースには無料のものと有料のものがあります。有料コースは数万円から数十万円するものもあるため、再試験のほうがトータルコストが安いケースもあります。事前に費用を比較しましょう。
CCNAが失効したらどうなる?
万が一CCNAの有効期限が切れてしまった場合、その認定資格は「Inactive(非アクティブ)」のステータスになります。履歴書などに「CCNA取得」と記載することは適切ではなくなります。
ただし、失効してもCisco IDやアカウントが消えるわけではありません。再度CCNA試験に合格すれば、新たに3年間の有効期限が付与されます。過去の合格歴もアカウントに残り続けます。
注意したいのは、失効した状態ではCEプログラムでの更新ができないという点です。失効後は試験に再合格するしか復活の方法がないため、期限内に更新手続きを行うことが大切です。

更新のベストタイミングはいつ?
更新手続きは、有効期限が切れる前であればいつでも可能です。ただし、おすすめは有効期限の6か月から1年前から準備を始めることです。
特に上位資格で更新する場合やCEプログラムを利用する場合は、学習期間やポイント獲得に時間がかかるため、余裕を持ったスケジュールが必要になります。
なお、有効期限前に更新すると、更新日から新たに3年間の有効期限が設定されます。残りの期間が上乗せされるわけではないため、あまりに早すぎる更新は期間を無駄にする可能性があります。有効期限の半年前くらいから動き始めるのがバランスの良いタイミングです。
更新にかかる費用の比較
| 更新方法 | 費用の目安 | 所要時間の目安 | 試験の有無 |
|---|---|---|---|
| CCNA再受験 | 約42,900円 | 1から2か月の復習 | あり |
| CCNP試験合格 | 約49,280円から | 3から6か月の学習 | あり |
| CEプログラム | 無料から数万円 | 数週間から数か月 | なし |
すでにネットワークの実務経験が豊富なら、CCNPへのステップアップがキャリア面でも効果的です。まだ経験が浅いなら、CCNA再受験がコスト面でも安心です。
💡 CCNAの更新学習に取り組む際は、参考書選びも重要です。IT系資格を含む各分野のおすすめ参考書をまとめていますので、学習教材を探している方はぜひ参考にしてみてください。

CCNA更新に役立つ学習リソース
更新に向けた学習で活用できるリソースをいくつか紹介します。
公式学習ツール
Cisco Learning Networkでは、無料の学習教材やコミュニティフォーラム、模擬試験などが提供されています。CEクレジット対象のコンテンツもこのプラットフォーム上で確認できます。
書籍での復習
CCNA公式認定ガイド(OCG)は、体系的に知識を復習するのに適しています。Cisco Pressから出版されており、試験範囲を網羅した内容になっています。分厚い書籍ですが、更新であれば苦手分野を中心に読み返すだけでも効果的です。
オンライン学習サービス
UdemyにはCCNA対策の動画講座が多数あり、セール時には大幅割引で購入できます。Packet Tracerを使ったハンズオン演習ができる講座を選ぶと、実践力の復習にもなります。


💡 資格の更新学習は長期間にわたるため、勉強環境を整えておくと効率が上がります。集中力アップに役立つ勉強グッズや便利アイテムを別記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。



CCNAの価値とキャリアへの影響
CCNAはネットワークエンジニアの登竜門として、IT業界では高い認知度を持つ資格です。求人サイトで「CCNA」と検索すると、ネットワークエンジニアやインフラエンジニアの募集が数多くヒットします。
有効期限を切らさずに維持することは、現在のスキルレベルを証明するうえでも重要です。特に転職や案件獲得の場面では、「有効期限内のCCNA」と「失効済みのCCNA」では印象が大きく異なります。
さらに、CCNPやCCIEといった上位資格へのステップアップを視野に入れているなら、CCNAを維持し続けること自体が次の挑戦へのモチベーションにもなるでしょう。CCNAの有効期限が切れてしまうと、上位資格を目指す際にも再取得から始めなければならず、時間とコストが余計にかかります。
よくある質問(Q&A)
Q. CCNAの有効期限が切れたら合格歴も消える?
合格歴自体はCiscoアカウントに残ります。ただし、資格のステータスが「Inactive」になるため、有効な認定資格としては扱えません。再度合格すれば「Active」に戻ります。
Q. CEプログラムだけで本当に更新できる?
はい、30CEクレジットを獲得すれば試験なしで更新可能です。ただし、対象コースの確認と期限内のクレジット申請が必要です。詳細はCisco公式の再認定ポリシーページで確認してください。
Q. 有効期限の延長はできる?
期限の延長という制度はありません。更新(再認定)するか、失効後に再取得するかのどちらかになります。特別な事情があっても延長は認められないため、計画的な更新準備が大切です。
Q. 複数のCisco認定を持っている場合はどうなる?
上位資格の試験に合格すると、下位レベルの認定資格もまとめて更新されます。たとえばCCNPのコア試験に合格すれば、CCNAも同時に更新されます。複数のCisco認定を保有している場合は、最も上位の資格を更新するのが効率的です。
Q. CCNAは転職に有利?更新し続ける価値はある?
ネットワークエンジニアやインフラエンジニアの求人では、CCNAが歓迎条件や必須条件になっていることが多いです。有効なCCNAを保有していること自体が「技術力を維持している」というアピールになるため、更新し続ける価値は十分にあります。
まとめ
CCNAの有効期限は取得日から3年間で、更新方法は「再受験」「上位資格の取得」「CEプログラム」の3パターンから選べます。
失効しても再取得は可能ですが、有効期限内に更新するのがキャリア面でもコスト面でもベストです。CertMetricsで定期的に有効期限を確認し、余裕を持って更新の準備を始めましょう。


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