中小企業診断士試験は7科目もの1次試験と記述式の2次試験があり、効率的な学習が合格の鍵となります。そこで多くの受験生が利用しているのが通信講座です。
しかし、各社からさまざまな講座が提供されており、「自分にはどの講座が合っているのか」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。受講料も数万円から数十万円まで幅広く、安い買い物ではないだけに、慎重に選びたいところです。
この記事では、中小企業診断士試験対策のおすすめ通信講座を徹底比較し、タイプ別の選び方から活用のコツまで詳しく解説していきます。これから通信講座の利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

通信講座を選ぶ際に重視すべきポイント
カリキュラムの網羅性
中小企業診断士試験は1次試験7科目+2次試験4事例と範囲が広いため、1次対策と2次対策の両方がセットになっているかを確認することが大切です。
また、1次試験のインプット講義だけでなく、過去問演習や答練、模試などのアウトプット教材が充実しているかどうかも重要なチェックポイントです。
講義スタイルと動画の質
通信講座の講義スタイルは大きく以下の3タイプに分かれます。
- スライド+音声型:スライドを中心に講師が解説するスタイル
- ホワイトボード型:講師がホワイトボードに書きながら解説するスタイル
- テキスト表示型:テキストを画面に映しながら解説するスタイル
どのスタイルが自分に合うかは人それぞれなので、必ず無料体験で確認しましょう。
受講料とコストパフォーマンス
通信講座の受講料は、低価格帯で5万円前後、中価格帯で15〜25万円、高価格帯で30万円以上と幅広くなっています。
単純な価格比較だけでなく、含まれるサービス(テキスト・問題集・模試・質問対応・添削など)の内容を確認した上で、トータルのコストパフォーマンスで判断しましょう。
質問・サポート体制
通信講座では、疑問点を解消できるサポート体制が重要です。質問回数の制限、回答までの日数、質問方法(メール・チャット・電話など)を確認しておきましょう。
なお、講座のデジタル教材だけでは物足りないという方は、市販のテキストを1冊手元に置いて調べ物用に使うという方もいます。どんなラインナップがあるか、目次だけでも眺めてみると講座選びの判断材料になります。
合格実績と受講者の口コミ
合格実績は講座の品質を示す一つの指標ですが、公表方法は各社で異なるため単純比較は注意が必要です。実際の受講者の口コミや体験談も合わせて参考にしましょう。
おすすめの中小企業診断士通信講座
スタディング(STUDYing)
スタディングは業界屈指の低価格が最大の魅力です。スマートフォンだけで学習が完結するよう設計されており、忙しい社会人から絶大な支持を得ています。
主な特徴:
- 受講料が5万円前後と業界最安クラス
- 1回あたり5〜20分の短時間講義で隙間時間を活用
- AI問題復習機能で苦手分野を効率的に克服
- 学習マップ機能で知識の体系化をサポート
- 紙のテキストは標準で付属しない(オプション購入可能)
コストを最小限に抑えたい方や、通勤時間を学習に充てたい社会人には特におすすめです。
スタディングの中小企業診断士講座は、動画講義と問題演習をアプリで進められるので、7科目の学習を通勤や昼休みに少しずつ積み上げられます。無料お試し講座で、スマホ学習が自分に合うかを先に確かめられます。
👇 スキマ時間で診断士を目指せるのか気になる方へ。スタディングの口コミ・評判はこちら

アガルートアカデミー
アガルートは法律系資格で実績のあるオンライン予備校で、中小企業診断士講座も高い評価を得ています。
主な特徴:
- フルカラーテキストで視覚的に理解しやすい
- 合格時の全額返金制度またはお祝い金制度あり
- 質問制度が充実(回数無制限)
- 1次・2次の一括コースが用意されている
- 受講料は中程度
合格返金制度は学習のモチベーション向上に効果的です。返金条件の詳細は公式サイトで確認してください。
アガルートの中小企業診断士講座は、オンラインで1次・2次の対策を進められます。対象講座なら、合格すると受講料が全額返金される合格特典があるのも心強いポイントです(条件あり)。特典の適用条件は公式サイトで必ずチェックしてください。
👇 7科目を乗り切った受講生の感想は?アガルートの口コミ・評判はこちら





TAC
TACは資格予備校の最大手で、中小企業診断士講座では業界トップクラスの合格実績を誇ります。
主な特徴:
- 豊富な合格実績と長年のノウハウ
- スピードテキストなど定番教材を使用
- 答練・模試が非常に充実
- 通信と通学の併用が可能
- 教育訓練給付金対象講座あり
- 受講料は高めの設定
費用は高めですが、実績と安心感を重視する方には最適な選択肢です。なお、講座で使われている「スピードテキスト」は市販もされているため、講座を申し込む前に中身を確かめておくこともできます。
LEC東京リーガルマインド
LECも大手予備校として中小企業診断士講座を長年提供しています。
主な特徴:
- 1次試験と2次試験の一貫指導体制
- Web講義は繰り返し視聴可能
- 模試の質に定評がある
- 早期申込割引が大きい場合がある
LECは通学とWeb受講を選べる大手スクールで、中小企業診断士講座でも1次から2次までを同じ予備校で通して学べます。2次の添削や模試まで含めて比べたい方は、コースの構成を確認してみてください。
👇 大手予備校で診断士を目指すならどう?LEC東京リーガルマインドの口コミ・評判はこちら



診断士ゼミナール(レボ)
診断士ゼミナールは中小企業診断士に特化した通信講座で、コストパフォーマンスの高さが特徴です。
主な特徴:
- 1次・2次セットで比較的リーズナブルな価格設定
- 不合格時の受講延長保証がある
- 質問対応が丁寧と評判
- テキストはPDF形式が中心
クレアール
クレアールは「非常識合格法」を掲げる通信講座で、合格に必要な範囲に絞った効率的なカリキュラムが特徴です。
主な特徴:
- 「非常識合格法」による効率重視の学習
- 合格に不要な部分は思い切ってカットしたカリキュラム
- 担任制で個別サポートが充実
- 受講料は中程度だが、キャンペーン時は大幅割引あり


タイプ別おすすめ通信講座の選び方
とにかく費用を抑えたい方
予算をできるだけ抑えたい方にはスタディングが最適です。5万円前後で1次・2次の対策ができるのは大きなコストメリットです。教材は全てデジタルですが、スマホやタブレットで学習することに抵抗がなければ問題ありません。
手厚いサポートが欲しい方
学習中に質問できる環境が欲しい方は、アガルートやクレアールがおすすめです。特にクレアールの担任制は、学習計画の相談にも乗ってもらえるため、初学者にとって心強いサポートとなります。
確かな実績で選びたい方
合格実績を重視する方はTAC一択と言っても過言ではありません。長年にわたる指導実績と、業界最多クラスの合格者数は大きな安心材料です。
2次試験対策を重視したい方
2次試験に不安がある方は、添削指導が充実している講座を選びましょう。TACやLECの2次対策コースは、プロ講師による添削指導が受けられるため、自分の答案の改善点を客観的に把握できます。
添削と並行して、合格者の答案が読める「ふぞろいな合格答案」を手元に置いておくと、自分の書き方との差を自分でも確認しやすくなります。
「合格返金」や「不合格時延長保証」などの制度は非常に魅力的ですが、適用条件を必ず事前に確認してください。一定の出席率や提出物の完了が条件になっている場合があります。
💡 通信講座と一緒に市販の参考書も活用すると、理解がさらに深まります。中小企業診断士を含む各資格のおすすめ参考書をまとめた記事がございますので、補助教材をお探しの方はこちらもご覧ください。



スタディングの詳しいレビューは以下の記事で解説しています。



通信講座を最大限に活用するコツ
学習計画を自分で管理する
通信講座はカリキュラムが用意されていますが、実際の進捗管理は自分で行う必要があります。月単位・週単位で学習目標を設定し、遅れが出たら早めに調整しましょう。
倍速視聴を活用する
通信講座の大きなメリットは、講義を繰り返し視聴できることです。1回目は通常速度、2回目以降は1.5〜2倍速で視聴すると効率的です。特に試験直前の総復習では、倍速視聴が大きな力を発揮します。
過去問演習を怠らない
講義を聴いただけで満足してしまうのは、通信講座受講者にありがちな落とし穴です。インプットの後は必ず対応する過去問を解き、理解度を確認しましょう。
講座付属の演習に加えて、市販の過去問集を1冊持っておくと、論点別に横断して解き直すときに便利です。
模試は他社のものも受験する
受講中の講座に模試が含まれていても、他社の模試も追加で受験することをおすすめします。異なる出題傾向に触れることで、対応力が身につきます。TACの公式サイトやLECの公式サイトで模試の申込みが可能です。


通信講座でよくある失敗と対策
申込みだけで満足してしまう
通信講座を申し込んだ時点で「やった気」になり、実際の学習が進まないケースは非常に多いです。申込みと同時に学習スケジュールを立て、初日から学習を開始しましょう。
講義を観るだけで問題を解かない
講義の視聴だけでは知識は定着しません。「講義1時間に対して問題演習2時間」を目安に、アウトプットの時間を十分に確保してください。
アウトプット用の1冊としては、科目ごとに分冊されたスピード問題集のような教材が使いやすいという声もあります。
わからないまま先に進んでしまう
通信講座は自分のペースで進められる反面、わからない部分を放置してしまいがちです。疑問点は質問制度を使ってすぐに解消する習慣をつけましょう。
💡 通信講座での学習を効率よく進めるには、タイマーやノートなど身近なグッズの工夫も効果的です。資格受験生に人気の勉強グッズをまとめた記事をご用意していますので、ぜひ参考にしてみてください。



💡 中小企業診断士の財務・会計科目は簿記の基礎が土台になります。簿記3級のおすすめテキストをこちらの記事で紹介していますので、会計の基礎固めにお役立てください。



資格の通信講座の比較について詳しくは以下の記事で解説しています。



Q&Aコーナー


Q1. 通信講座と独学、どちらがおすすめですか?
学習に使える時間と予算によって変わりますが、初学者の方には通信講座の利用をおすすめします。特に2次試験の記述対策は独学では難しく、プロの添削指導を受けることで大幅にレベルアップが期待できます。一方、ビジネス経験が豊富で自己管理能力に自信がある方は、独学+模試受験という方法でも合格は可能です。
Q2. 1次対策と2次対策は同じ講座で揃えるべきですか?
基本的にはセットで受講する方が効率的ですが、1次対策は低価格の講座で済ませ、2次対策だけ別の講座を利用する「ハイブリッド型」も有効な選択肢です。例えば、1次試験はスタディングで対策し、2次試験はTACの2次本科生コースを受講するといった組み合わせも人気があります。
Q3. 通信講座の受講期限が切れたらどうなりますか?
多くの講座は受講期限が設定されており、期限を過ぎると動画の視聴やサービスの利用ができなくなります。不合格の場合に備えて、受講延長制度がある講座を選ぶか、延長オプションの有無を事前に確認しておくことをおすすめします。
Q4. スマホだけで学習を完結できる講座はありますか?
スタディングはスマホ完結型の学習を前提に設計されており、テキスト・講義・問題演習の全てをスマートフォンで行えます。アガルートやクレアールもスマホでの講義視聴に対応していますが、テキストは紙媒体が中心です。
スマホの画面では図表が見づらいと感じる場合、少し大きめのタブレットを1台用意して講義視聴とPDF閲覧に使い分ける方もいます。
Q5. 教育訓練給付金が使える講座はどれですか?
TACやLECの一部コースが教育訓練給付金の対象になっていることが多いです。一般教育訓練給付金では受講料の20%(上限10万円)が支給されます。対象講座は変更になる場合があるため、厚生労働省の公式サイトで最新情報を確認してください。
まとめ
中小企業診断士の通信講座は、価格帯もサービス内容もさまざまです。自分の予算、学習スタイル、サポートの必要度に合わせて最適な講座を選びましょう。
最後に、通信講座選びで大切なことをまとめます。
- 必ず無料体験やサンプル講義で相性を確認する
- 1次・2次の両方の対策が含まれているか確認する
- 質問対応やサポート体制をチェックする
- 合格返金や延長保証の条件を事前に把握する
- 選んだ講座のカリキュラムをやり切ることが最も重要
どの講座を選んでも、合格するかどうかは最終的には自分自身の努力にかかっています。最適な講座を見つけて、中小企業診断士合格を勝ち取ってください。
よくある質問(Q&A)
Q. 中小企業診断士の通信講座を比較!おすすめ講座の選び方について初心者が最初にすべきことは?
まずは基本的な情報収集から始めることをおすすめします。公式サイトや信頼できる情報源を確認し、自分の状況に合った選択肢を比較検討しましょう。焦らず、しっかりと情報を集めることが成功への第一歩です。
Q. 費用はどれくらいかかりますか?
サービスや状況によって大きく異なります。無料で始められるものから、まとまった初期費用が必要なものまで幅広い選択肢があります。予算に合わせて最適なプランを選ぶことが重要です。
Q. どれくらいの期間が必要ですか?
目的や方法によって異なりますが、一般的には数週間から数ヶ月程度を見込んでおくと安心です。計画的に進めることで、スムーズに目標を達成できます。
Q. 失敗しないためのポイントは?
事前のリサーチと比較検討が最も重要です。口コミや実績を確認し、自分の条件に合ったサービスを選びましょう。また、不明点は専門家に相談することで、失敗リスクを大幅に減らせます。
Q. 相談できる窓口はありますか?
多くのサービスでは無料相談窓口が用意されています。電話やオンラインで気軽に相談できるケースがほとんどなので、疑問点があれば積極的に活用してみてください。


