「難関資格に挑戦したいけれど、仕事や家事が忙しくて予備校に通う時間がない」「オンライン講座は種類が多すぎて、どれを選べばいいのか分からない」。そんな悩みを抱えながら講座選びをしている方は多いのではないでしょうか。とくに予備試験や弁理士試験のような長期戦の資格では、最初の講座選びが学習の続けやすさを大きく左右します。
資格スクエアは、司法試験予備試験・行政書士・弁理士といった法律系・知財系の難関資格を中心に講座を提供するオンライン予備校です。脳科学者の監修を受けた問題演習機能「脳科学ラーニング」や、答案をAIが採点する「AI添削」など、オンラインならではの学習機能をそろえているのが特徴です。2026年には学研グループに加わり、運営体制も新しくなっています。
この記事では、資格スクエアの公式サイトで確認できた情報をもとに、対応講座・料金・メリット・デメリット・口コミの傾向・他社との違いまでを整理しました。受講を検討している方が「自分に合うかどうか」を判断できるよう、良い点も気になる点も正直にまとめています。

資格スクエアとは?サービス概要
資格スクエアは、難関資格に特化したオンライン予備校・通信講座です。通学型の校舎は持たず、講義の視聴から問題演習、質問までをオンラインで完結させるスタイルをとっています。まずは基本情報を表で確認しておきましょう。
| サービス名 | 資格スクエア |
|---|---|
| 運営者 | 株式会社Gakken LEAP(学研グループ) |
| 受講形態 | オンライン(PC・スマホで講義視聴、通学校舎なし) |
| 主な講座 | 司法試験予備試験、行政書士、弁理士、宅建、知的財産管理技能検定、IELTS、英文契約書、基本契約書実践、行政書士実務 など |
| 主な学習機能 | 脳科学ラーニング、AI添削(予備試験の基礎問・行政書士の記述式)、ワンクリック質問、倍速再生、オンラインレジュメ など |
| 支払い方法 | 銀行振込、コンビニ払い、教育クレジット、クレジットカード |
| 無料で試せるもの | 無料会員登録で一部講義が無料視聴可能(無料講義体験)、資料請求 |
資格スクエアは、2026年1月に株式会社レアジョブから新設の株式会社資格スクエアへ事業が承継され、学研グループに参画しました。その後、学研グループの株式会社Gakken LEAPとの合併が公告され、記事執筆時点(2026年10月)の特定商取引法に基づく表示では運営者が同社となっています。公式のお知らせでは、提供サービスに変更はないと案内されています。
公式サイトのトップページでは「60講義が無料で見放題」と案内されており、無料会員登録だけで講義の雰囲気を確かめられます。
資格スクエアの対応講座
資格スクエアが自社で提供している主な講座を紹介します。販売状況は時期によって変わるため、申し込み前に公式サイトで確認してください。
司法試験予備試験講座
資格スクエアの看板講座です。民法・刑法・憲法・商法などを科目ごとの専任講師が担当する「科目担任制」をとっており、基礎講義をコンパクトにして早くアウトプットへ移る「徹底アウトプット主義」のカリキュラムが特徴です。単一論点の事例問題「基礎問」は334問すべてがAI添削の対象で、答案を提出すると最短1分ほどで採点結果が返ってきます。
月1回の学習相談(フォローアップ)や合格者による論文添削、スマホで短答過去問を演習できるアプリ「短答攻略クエスト」も用意されています。
行政書士講座
講師歴20年以上の森広志講師(森T)が担当する講座です。具体例を交えて法律をやわらかく説明する講義スタイルが特徴で、公式サイトの合格者の声でも講義の分かりやすさを挙げる声が目立ちます。また、過去20年分・約3,000肢の法令択一問題を収録した過去問アプリ「法令択一クエスト」や、記述式答案をAIが採点する「AI記述式添削」も用意されています。
受講期間の長さに応じて、約4ヵ月の短期集中合格講座、約半年の速習合格講座、ゼロから学ぶ1年合格講座、受験経験者向けの中上級・上級合格講座から選べます。
なお、講座を受けながら市販の基本テキストを1冊手元に置いて、条文や用語をすぐ引ける状態にしておく方法もあります。
弁理士講座
林哲彦講師と、国際特許事務所の所長も務める菊池徹講師が担当する講座で、基礎から短答・論文までを一通りカバーする「基礎・短答・論文パック」が中心です。論文式試験に合格した方には、口述対策用の「口述模試」「口述まるわかり講座」が無料で付与されるなど、最終合格までのサポートが用意されています。対象パックには条件付きの「合格者全額返金制度」もあります。
宅建講座
権利関係・宅建業法・法令上の制限・税その他の各分野を、オンライン講義で学べる講座です。26年度版では、21段階の倍速再生機能のほか、月1回の講師とのZoom相談会や、AIによる出題予測をもとにした「未来問」宅建模試などが用意されていました。記事執筆時点では26年度向け講座の提供が終了しており、27年度向け講座は10月中に提供開始予定と案内されています。
宅建は過去問の反復がそのまま得点に直結しやすい試験なので、講義と並行して市販の年度別過去問集を回すのも効果的です。
知的財産管理技能検定・ビジネス系講座
知的財産管理技能検定(3級・2級)をまとめて対策できる講座のほか、IELTS対策、英文契約書、基本契約書実践、行政書士実務など、仕事に役立つ講座もあります。さらに、提携パートナーである「Shikaku Pass」の講座(FP、社労士、中小企業診断士、ITパスポートなど)も公式サイトから案内されています。

資格スクエアの料金
資格スクエアの受講料は講座ごとに大きく異なります。記事執筆時点(2026年10月)に公式サイトで確認できた主な講座の価格(税込)は次のとおりです。
| 講座 | 受講料(税込) |
|---|---|
| 司法試験予備試験 合格フルパッケージ(12期) | 877,800円 |
| 行政書士 森Tの短期集中合格講座(26年合格目標) | 69,300円 |
| 行政書士 森Tの1年合格講座(27年合格目標) | 159,500円(テキストあり)/148,500円(テキストなし) |
| 弁理士 基礎・短答・論文パック(28年度合格) | 297,000円(通常プラン)/335,500円(民法付きプラン) |
| 知的財産管理技能検定 3級・2級まとめて対策講座(第55回・第56回対応版) | 22,000円 |
| 英文契約書講座 | 99,000円 |
| 基本契約書実践講座 | 49,800円 |
予備試験講座は80万円台ですが、公式サイトでは「他の予備校と比べてお求めやすい価格」と案内されています。行政書士講座は6万円台から選べます。
- 予備試験講座には、他校乗換割・他資格合格割・学割・資格スクエア生割(いずれも合格フルパッケージ15%オフのクーポン)や、お友達紹介割などの割引制度があります(学割は他の割引・特典と併用できず、事前の申し込みが必要です)。
- 弁理士講座には、学習経験者向けの「経験者割(20%オフ)」と、再受講者向けの「再受講割(50%オフ)」があります。
- 支払い方法は銀行振込・コンビニ払い・教育クレジット・クレジットカードから選べます。クレジットカードの分割払いでは、カード会社の規定による手数料がかかります。
- 26年度版の宅建講座は、一般教育訓練給付制度の厚生労働大臣指定講座として案内されていました。
資格スクエアのメリット
脳科学ラーニングとAI添削で復習を効率化できる
資格スクエアの大きな特徴が、独自の問題演習機能「脳科学ラーニング」です。東京大学教授で脳科学研究者の池谷裕二氏の監修のもと開発されたもので、オンラインに蓄積された学習履歴や理解度を分析し、一人ひとりに合わせた問題を提示してくれます。何を復習すべきか迷う手間が減るのは、忙しい社会人にとって助かる仕組みです。
さらに、予備試験講座の基礎問や行政書士講座の記述式では、答案をAIが採点するAI添削が使えます。人による添削より早く結果が返ってくるので、答案を書く回数を増やしやすいのが魅力です。ただし公式サイトでも「AIによって一部誤った回答をする可能性がある」と注意書きがあるため、AIの採点をうのみにせず、解説講義とあわせて活用するのがおすすめです。
合格に必要な内容に絞ったカリキュラム
公式サイトでは「余分な内容をそぎ落とし、合格に必要な内容に絞ることを徹底している」と説明されています。予備試験講座では基礎講義をコンパクトにまとめ、早い段階から問題演習に移る設計です。「インプットばかりで先に進めない」という独学の悩みを避けやすいのは、大きなメリットといえます。
質問しやすいオンラインのサポート体制
講義画面から気軽に質問できる「ワンクリック質問」や、ほかの受講生の質問と回答を閲覧できる「みんなの質問機能」が用意されています。予備試験講座では月1回の学習相談(フォローアップ)もあり、学習計画の悩みを相談できます。オンライン講座で不安になりがちな「分からないところを聞けない」状態を防ぐ工夫がされています。
スマホでスキマ時間に学習できる
講義はスマホでも視聴でき、講座によっては21段階の倍速再生も使えます。演習アプリを使えば、通勤時間や家事の合間に少しずつ問題を解けます。予備試験講座では開講後すぐに全講義を視聴できる点も公式に案内されており、自分のペースで先へ進めます。

資格スクエアのデメリット・注意点
通学講座・自習室がない
資格スクエアは完全オンラインの予備校のため、校舎に通って生講義を受けたり、自習室を使ったりすることはできません。自宅やカフェなど、自分で学習環境を整える必要があります。カフェや自宅のリビングで講義動画を視聴するなら、周囲の音を抑えられるイヤホンを用意しておくと集中しやすくなります。
自社講座の対象資格は限られる
資格スクエアが自社で提供している講座は、法律系・知財系の資格とビジネススキル系が中心です。司法書士講座は公式サイトの資格一覧に見当たらず、簿記などの講座も自社講座としては用意されていません。FPや社労士などは提携先のShikaku Passの講座として案内されている形です。
購入後の返品・返金は原則できない
特定商取引法に基づく表示では、商品の特性上、返品・返金には応じられないとされています。申し込み前に無料講義で、講義が自分に合うか、視聴環境に問題がないかを必ず確認しておきましょう。
- 通学・自習室はなく、学習環境は自分で用意する必要があります。
- 司法書士や簿記の自社講座はありません(FP・社労士などは提携先Shikaku Passの講座)。
- 購入後の返品・返金は原則不可。申し込み前に無料講義で相性と視聴環境を確認しましょう。
- 質問機能の回数上限や視聴期限は講座ごとに異なります(例:宅建講座のワンクリック質問は上限100回)。
- AI添削は便利ですが、公式にも誤りの可能性がある旨の注意書きがあります。
資格スクエアの口コミ・評判
公式サイトの合格者の声やネット上の評判から、多く見られる意見の傾向をまとめました。
良い口コミ
- 講義が分かりやすいという声が多く、とくに行政書士講座の森T、弁理士講座の講師陣の説明を評価する意見が目立ちます。
- ワンクリック質問で疑問をすぐに解消できた点を、合格の決め手に挙げる声が見られます。
- スマホで講義や過去問演習ができるため、仕事や学業と両立しやすいと評価する声があります。
- 大手予備校と比べて受講料を抑えられる点から、コストパフォーマンスが良いと感じる声も多いです。
気になる口コミ
- オンライン完結のため、強制力がなく自己管理が難しいと感じる声があります。
- 通学できる校舎や自習室がない点を気にする声も見られます。
- 予備試験講座のように受講料がまとまった金額になる講座では、費用面を慎重に検討したいという声もあります。
全体としては、講義の分かりやすさや質問のしやすさを評価する声がある一方、自己管理の難しさやオンラインならではの制約を気にする声も見られます。自己管理に不安がある方は、学習相談などのサポートが付いた講座を選ぶとよいでしょう。
資格スクエアと他社の比較
法律系資格の講座でよく比較される予備校・オンライン講座と、学習スタイルや得意分野を軸に比べてみました(料金は講座やキャンペーンで大きく変わるため省略しています)。
| サービス名 | 受講形態 | 得意分野 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 資格スクエア | オンライン | 予備試験・行政書士・弁理士など法律系・知財系 | 脳科学ラーニング、AI添削、ワンクリック質問 |
| スタディング | オンライン | 法律系からビジネス系まで幅広い | スマホでのスキマ時間学習を前面に出した設計 |
| アガルートアカデミー | オンライン(通信講座) | 法律系難関資格を中心に幅広い | 講義から質問対応までオンラインで提供 |
| LEC東京リーガルマインド | 通学・通信を選べる | 法律系からIT・簿記まで幅広い | 本校での受講相談や通学講座がある |
通学して講師に直接相談したい方はLECのような通学型の予備校、スマホ中心で幅広い資格から選びたい方はスタディングが候補になります。一方で、法律系・知財系の難関資格を、AIを活用した演習と質問サポートで効率よく攻略したい方には、資格スクエアが合いやすいといえます。迷ったら、無料講義や資料で実際に見比べてみましょう。

資格スクエアの申し込み・受講の流れ
資格スクエアの講座は、次の流れで申し込みから受講開始まで進みます。
- 無料会員登録をする:公式サイトから無料会員登録をすると、無料講義の視聴や資料請求ができるようになります。
- 無料講義・資料で講座を比較する:講師の話し方や講義の進め方が自分に合うかを確認します。予備試験講座では無料の受講相談も用意されています。
- 受講する講座を選んで申し込む:講座ページから申し込みます。割引クーポンを使う場合は、事前申し込みが必要なものもあるため注意しましょう。
- 支払いを済ませる:銀行振込・コンビニ払いは申し込み完了後3日以内、教育クレジットは審査通過後の支払いとなります。
- 受講開始:購入手続きが完了すると、マイページから講義を視聴できるようになります(コンビニ払い・銀行振込は入金確認後)。
資格スクエアのよくある質問
Q. 資格スクエアは「やばい」って本当?
A. ネット上で「やばい」という言葉が見られることがありますが、良い意味・悪い意味のどちらでも使われる言葉なので、それだけで判断せず、無料講義や公式サイトの情報で中身を確かめるのがおすすめです。なお、運営体制については、2026年からは学研グループの一員として運営されており、公式のお知らせでは提供サービスに変更はないと案内されています。
Q. 合格したら受講料は返金される?
A. 一部の講座に、条件付きの返金制度があります。弁理士講座では、27年度・28年度合格版のパックを申し込んだ方が令和8年度の論文式試験に合格した場合に講座価格を全額返金する「合格者全額返金制度」が案内されています。行政書士講座でも、27年度合格版の森T講座を所定の期間内に購入・全額入金した方が26年度試験に合格した場合、講座の解約とあわせて全額返金する制度があります(教育クレジット払いは対象外)。また、弁理士講座や行政書士の1年合格講座には、合格体験記への協力などの条件付きで合格お祝い金も用意されています。対象講座や条件は講座ごとに異なるため、公式サイトの各講座ページで確認してください。
Q. 質問サポートはある?
A. 講義画面から質問できる「ワンクリック質問」が多くの講座に用意されています。回数の上限は講座ごとに異なり、たとえば弁理士講座は受講期間中150回まで、宅建講座は100回までと案内されています。なお、行政書士実務講座のように質問機能がない講座もあります。
Q. スマホだけで学習できる?
A. 講義動画の視聴や過去問アプリでの演習はスマホでできます。論文や記述式の答案作成はPCやタブレットのほうが取り組みやすいので、場面に応じて使い分けるとよいでしょう。
Q. 無料で講義を試せる?
A. 無料会員登録をすると、一部の講義を無料で視聴できます。予備試験講座では61講義、弁理士講座では22講義が無料体験の対象として案内されています。脳科学ラーニングを体験できるページも用意されています。

💡 資格スクエアの講座と合わせて、独学用の参考書も併用すると理解が深まります。各資格のおすすめテキストをまとめたページがありますので、補助教材選びの参考にしてください。

資格スクエアはこんな方におすすめ
- 予備試験・行政書士・弁理士など、法律系・知財系の難関資格を目指す方
- 仕事や学業と両立しながら、スマホでスキマ時間に学習したい方
- AI添削や脳科学ラーニングを活用して、効率よく復習したい方
- 独学ではなく、質問や学習相談ができる環境がほしい方
- 通学型の大手予備校より、受講料を抑えて学びたい方
通学を希望する方や、司法書士・簿記など自社講座がない資格を目指す方は、ほかの予備校も検討しましょう。
まとめ|資格スクエアは法律系資格を効率よく目指したい方におすすめ
資格スクエアは、脳科学ラーニングやAI添削といったオンラインならではの学習機能と、分かりやすい講義を組み合わせたオンライン予備校です。2026年に学研グループへ加わり、現在は株式会社Gakken LEAPが運営しています。
ポイントを振り返ると、次のとおりです。
- 予備試験・行政書士・弁理士を中心に、法律系・知財系の講座がそろっている
- 脳科学ラーニングやAI添削で、復習や答案練習を効率化できる
- ワンクリック質問や学習相談など、オンラインでもサポートが受けられる
- 講座ごとに割引制度があり、弁理士講座・行政書士講座には条件付きの返金制度もある
- 通学・自習室はなく、購入後の返品・返金は原則できない
試験の詳しい日程や受験資格は、行政書士試験なら一般財団法人 行政書士試験研究センターのように各試験の実施団体の情報も確認しておきましょう。資格スクエアの予備試験講座については資格スクエア 司法試験予備試験講座の公式ページ、学習機能については脳科学ラーニングの紹介ページで詳しく確認できます。
まずは無料講義で講師や学習システムとの相性を確かめてから、自分に合った講座を選んでみてください。
💡 資格スクエアの宅建講座を検討中の方は、宅建試験に特化したおすすめの参考書もあわせてチェックしてみてください。講座と市販テキストを併用すると、理解をさらに深められます。



💡 オンライン学習中の集中力を高めるためには、学習環境の整備も欠かせません。自宅学習を快適にする勉強グッズをまとめていますので、ぜひご活用ください。





