管理業務主任者は、マンション管理会社に設置が義務付けられている国家資格です。マンション管理組合に対する重要事項の説明や管理委託契約書への記名など、独占業務を持つ重要なポジションです。
「試験はいつ?」「申込みはどうやるの?」「今からでも間に合う?」そんな疑問を持つ方に向けて、この記事では管理業務主任者試験の日程や申込方法、試験概要、さらに合格のための対策ポイントまで詳しく解説します。これから受験を検討している方も、すでに勉強を始めている方も、ぜひスケジュール管理の参考にしてください。

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管理業務主任者試験の日程
試験実施日
管理業務主任者試験は毎年12月の第1日曜日に実施されるのが通例です。令和8年度(2026年度)は12月6日(日)に実施予定となっています。試験時間は13時から15時までの2時間です。出題数は50問(四肢択一のマークシート方式)で、試験会場は全国の主要都市に設けられます。
12月という時期は、同じく不動産系資格のマンション管理士試験(11月実施)の約1か月後にあたるため、ダブル受験を検討している方にとってはスケジュールの組み方が重要です。
年間スケジュールの全体像
- 試験案内の配布・公告:例年6月ごろ(マンション管理業協会の公式サイトで発表)
- 受験申込期間:例年8月上旬〜8月下旬ごろ(約3週間)
- 受験票の発送:例年11月中旬ごろ
- 試験日:例年12月第1日曜日(13:00〜15:00)
- 合格発表:翌年1月中旬ごろ(マンション管理業協会の公式サイトで掲載)
※正確な日程は一般社団法人マンション管理業協会の公式発表をご確認ください。
受験申込期間は約3週間と短めです。申込みを忘れるとその年は受験できなくなるため、早めに公式サイトで日程を確認し、スケジュールに入れておきましょう。特に郵送申込の場合は書類の準備も必要なため、余裕を持った行動が大切です。
受験申込の方法
Web申込(インターネット申込)
近年はWeb申込が主流になっています。マンション管理業協会の公式サイトから申込フォームにアクセスし、必要事項を入力して申込みます。顔写真のデータ(JPEG形式)が必要になるため、事前に準備しておきましょう。Web申込は24時間受付可能で、クレジットカード決済やコンビニ決済に対応している場合もあります。
郵送申込
郵送での申込みも可能です。試験案内に同封されている申込書に必要事項を記入し、受験手数料の払込受付証明書を貼付して、当日消印有効で郵送します。試験案内は公式サイトからのダウンロードのほか、指定の配布場所でも入手できます。
受験手数料
受験手数料は8,900円です(記事執筆時点)。一度納付した受験手数料は理由にかかわらず返還されないため、申込みの際は受験日程と自身のスケジュールをよく確認してください。
受験に必要な書類
- 受験申込書(Web申込の場合は画面上で入力)
- 顔写真(縦4.5cm×横3.5cm程度、6か月以内に撮影したもの)
- 受験手数料の払込証明書(郵送申込の場合)
- マンション管理士合格者は免除申請書(5問免除を受ける場合)

試験の概要と出題範囲
試験形式
管理業務主任者試験は四肢択一のマークシート方式で、全50問を2時間で解答します。1問あたりの解答時間は約2分24秒です。時間的にはそこまでタイトではありませんが、見直しの時間を確保するためにはテンポよく解いていく必要があります。
出題分野
- 管理事務の委託契約に関すること:民法(契約・債権・物権)、マンション管理適正化法、区分所有法など
- 管理組合の会計の収入及び支出の調定並びに出納に関すること:簿記の基礎、仕訳、管理費会計、修繕積立金会計
- 建物及び附属設備の維持又は修繕に関する企画又は実施の調整に関すること:建築基準法、消防法、給排水設備、エレベーター、電気設備
- マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること:マンション管理適正化法の詳細規定
合格基準
合格基準点は毎年変動し、おおむね50問中33〜37問程度の正答が合格ラインとなっています。相対評価で決定されるため、その年の受験者全体の成績によって変わります。例年おおむね7割前後の正答率が求められると考えておきましょう。
管理業務主任者試験の難易度と合格率
合格率は約20%前後
管理業務主任者試験の合格率は例年18〜24%程度で推移しています。令和7年度(2025年度)の合格率は約19.6%でした。同じ不動産系資格の宅建士(合格率15〜17%)と比較するとやや高めですが、油断できる水準ではありません。一方、マンション管理士(合格率8〜12%)よりは取得しやすい位置づけです。
ここ数年の合格率の推移を見ると、やや難化傾向にあるという見方もあります。出題の質が上がっていることや、受験者の層が変化していることが要因として考えられます。
必要な勉強時間の目安
- 法律の学習経験がある方(宅建合格者など):200〜300時間(3〜4か月)
- 初学者:300〜400時間(5〜6か月)
- 設備系の知識がある方(建築・設備業界経験者):200〜250時間
宅建士の合格者であれば、民法やマンション管理適正化法の基礎知識がすでにあるため、勉強時間を短縮できます。宅建士と管理業務主任者のダブルライセンスを目指す方は、宅建合格後の勢いを活かして年内に管理業務主任者も受験するのが効率的です。宅建試験が10月、管理業務主任者試験が12月なので、約2か月の集中学習で対応できる可能性があります。

💡 管理業務主任者試験の合格には、テキストと過去問の質が大きく影響します。不動産系資格を中心に、おすすめの参考書を一覧でまとめていますので、教材選びの参考にどうぞ。

効果的な勉強法
過去問を徹底的に活用する
管理業務主任者試験は過去問からの類似出題が多い傾向にあります。最低でも過去7〜10年分の過去問を3周以上解くことが、合格への王道ルートです。特に区分所有法やマンション管理適正化法の分野は、過去問で出題パターンをつかむことが重要です。
設備系の問題を軽視しない
多くの受験生が苦手とするのが建築設備系の問題です。給排水設備、消防設備(スプリンクラー、連結送水管など)、エレベーター、電気設備など、実務経験がないとイメージしにくい内容ですが、テキストの図を活用しながら少しずつ覚えていきましょう。動画教材を活用すると、設備の構造や仕組みを視覚的に理解できるためおすすめです。
会計問題は配点を確実に取る
会計に関する問題は出題数こそ少ないものの、パターンが決まっています。仕訳の基本(借方・貸方の考え方)を理解すれば確実に得点できる「お得な分野」なので、しっかり対策しましょう。管理費の仕訳、修繕積立金の処理など、出題される論点は限られています。
標準管理規約を熟読する
標準管理規約(単棟型)からの出題は頻出です。規約の条文を読み込み、重要な条文番号と内容を正確に把握しておくことが合格のポイントです。特に管理組合の総会・理事会の決議要件、専有部分と共用部分の区別、管理費・修繕積立金の取り扱いは重点的に学習しましょう。
マンション管理士とのダブル受験について
管理業務主任者とマンション管理士は試験範囲の多くが重複しているため、同じ年に両方を受験するダブル受験戦略が有効です。マンション管理士は11月、管理業務主任者は12月と約1か月の間隔があるため、連続受験が可能です。
さらに、マンション管理士に合格していると管理業務主任者試験で5問が免除されるため、有利に受験できます。逆に、管理業務主任者に先に合格していてもマンション管理士試験での免除はないため、マンション管理士を先に受験するほうが戦略的です。
ダブル受験の場合、学習の進め方としては、まず共通の出題範囲(区分所有法、マンション管理適正化法、標準管理規約など)を固めてから、マンション管理士特有の難問対策と管理業務主任者特有の設備系対策をそれぞれ上乗せする形が効率的です。
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取得後のキャリアと活かし方
マンション管理会社での活躍
管理業務主任者はマンション管理会社に一定数の設置が義務付けられているため、資格保有者は就職・転職で有利です。管理組合への重要事項説明、管理委託契約の締結といった業務の中心的な役割を担えます。管理会社のフロントマン(担当者)として活躍する道が開けます。
資格手当による収入アップ
管理業務主任者の資格手当は月額5,000〜15,000円程度が相場です。年間で数万円〜十数万円の収入増になるため、受験料や教材費のもとはすぐに回収できます。管理業務主任者と宅建のダブルライセンスであれば、さらに高い手当を受けられるケースもあります。
マンション管理業界の将来性
日本のマンション戸数は約700万戸(国土交通省調べ)にのぼり、今後も管理の需要は安定しています。築年数の経過したマンションの増加に伴い、大規模修繕や管理組合の運営に関する専門家のニーズは高まっています。管理業務主任者は将来性のある資格と言えます。


💡 宅建合格後のステップアップとして管理業務主任者を目指す方も多いです。宅建や不動産系資格で定評のある参考書をまとめていますので、学習のお供に活用してみてください。



よくある質問(Q&A)
Q. 受験資格に制限はある?
受験資格に制限はなく、年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験できます。学生のうちから取得を目指す方もいます。
Q. 宅建と管理業務主任者、どちらを先に取るべき?
一般的には宅建を先に取得することをおすすめします。民法の基礎知識を宅建で身につけてから管理業務主任者に進むと、学習効率が大きくアップします。宅建に10月に合格後、12月の管理業務主任者に挑戦するのが理想的なスケジュールです。
Q. 合格後の登録に実務経験は必要?
管理業務主任者として登録するためには、2年以上のマンション管理の実務経験が必要です。実務経験がない場合は、登録実務講習(約2日間)を受講することで代替できます。講習費用は2万円前後です。
Q. 5問免除を受けるにはどうすればいい?
マンション管理士試験に合格している場合、受験申込時に免除申請を行うことで5問が免除されます。免除を受けると、45問中の正答で合否が判定されるため、合格に有利です。
まとめ
管理業務主任者試験は毎年12月に実施される国家資格で、合格率は約20%前後です。申込期間が短いため、スケジュールの早期確認が重要です。公式サイトをブックマークしておき、6月の公告を見逃さないようにしましょう。
試験範囲は宅建士やマンション管理士と重複する部分が多く、ダブル受験やステップアップ取得に適した資格です。マンション管理業界の安定した需要を背景に、取得のメリットは大きい資格と言えます。計画的な学習で、着実に合格を目指しましょう。
参考:一般社団法人マンション管理業協会 / スタディング 管理業務主任者試験日程 / モアライセンス 管理業務主任者の試験日
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- ✅ アプリで完結!スキマ時間に学習
- ✅ 業界最安クラスの受講料
- ✅ AI問題復習機能で効率的に記憶定着
- ✅ 30以上の資格に対応
※35,000人以上が続々合格!
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