ITパスポート試験の参考書は種類が多く、「どれを選べばいいのかわからない」と迷っている方も多いのではないでしょうか。参考書選びを間違えると、学習効率が大幅に下がり、合格までの時間が余計にかかってしまいます。
この記事では、ITパスポート試験におすすめの参考書を、タイプ別にわかりやすく紹介します。自分のレベルや学習スタイルに合った1冊を見つけて、効率よく合格を目指しましょう。

ITパスポートの参考書を選ぶポイント
ポイント1:最新のシラバスに対応しているか
ITパスポート試験のシラバス(出題範囲)は定期的に改訂されます。古いシラバスに基づいた参考書を使うと、最新の出題範囲をカバーできないため、必ず最新版を購入してください。書籍のタイトルや表紙に記載されている対応年度を確認しましょう。
ポイント2:イラスト・図解が豊富か
IT用語は抽象的な概念が多いため、文字だけの説明では理解しにくいものがあります。イラストや図解が豊富な参考書は、初心者でも直感的に理解しやすいのでおすすめです。特にネットワークやデータベースなどのテクノロジ系の分野は、図で見た方が圧倒的にわかりやすくなります。
ポイント3:問題集が付属しているか
参考書と問題集が一体型になっている書籍を選ぶと、インプットとアウトプットをスムーズに繰り返すことができます。別々に購入する場合は、同じ出版社・シリーズで揃えると、内容の対応が取りやすいです。
ポイント4:自分のレベルに合っているか
IT経験がある方と完全初心者では、最適な参考書が異なります。書店で実際に中身を確認するか、Kindle版の無料サンプルを読んでから購入するのがベストです。
おすすめ参考書5選
1. みんなが欲しかった! ITパスポートの教科書&問題集(TAC出版)
おすすめ度:初心者に最もおすすめ
TAC出版の人気シリーズで、フルカラーの紙面とわかりやすいイラストが特徴です。教科書と問題集がセットになっているため、1冊で学習を完結できるのが最大のメリットです。
各セクションの冒頭に「板書」と呼ばれるまとめページがあり、要点を視覚的に把握できます。IT用語を初めて学ぶ方でも、スムーズに読み進められる構成です。
こんな方におすすめ:
- IT用語にまったく馴染みがない初心者
- 1冊で教科書と問題集を済ませたい方
- フルカラーで見やすい参考書が好みの方
2. いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集(SBクリエイティブ)
おすすめ度:効率重視の方におすすめ
「出る順」で構成されているため、頻出テーマから優先的に学習できる参考書です。限られた時間で効率よく合格を目指したい方に適しています。
各セクションに確認問題が付いており、学んだ内容をすぐにチェックできます。IT用語の説明も平易な言葉で書かれているため、初心者でも理解しやすいです。
こんな方におすすめ:
- 短期間で合格を目指している方
- 頻出テーマを優先的に押さえたい方
- テスト直前の総仕上げにも活用したい方
3. キタミ式イラストIT塾 ITパスポート(技術評論社)
おすすめ度:イラスト重視の方におすすめ
豊富なイラストと漫画形式の解説で、難しい専門用語を直感的に理解できるのが最大の特徴です。堅い文章が苦手な方や、活字を読み続けるのが辛い方にぴったりの1冊です。
IT初心者でも「読むのが楽しい」と感じられる数少ない参考書で、多くの合格者から支持されています。
こんな方におすすめ:
- 文章よりイラストで理解するのが得意な方
- 楽しみながら学習を進めたい方
- IT業界への興味がまだ薄い方

4. スッキリわかる ITパスポート テキスト&問題集(TAC出版)
おすすめ度:読みやすさ重視の方におすすめ
「スッキリわかる」シリーズは、簿記や宅建などの資格書でも定評のあるTAC出版の人気シリーズです。ストーリー仕立ての解説で、IT用語を日常のビジネスシーンに関連づけながら学べます。
こんな方におすすめ:
- ストーリー形式で学ぶのが好きな方
- 他の「スッキリわかる」シリーズで合格経験がある方
- IT用語をビジネスの文脈で理解したい方
5. 情報処理教科書 出るとこだけ! ITパスポート(翔泳社)
おすすめ度:時間がない方におすすめ
タイトルのとおり、試験に出るポイントだけを厳選して収録した効率特化型の参考書です。学習時間が限られている社会人や、試験直前の追い込みに最適です。
コンパクトながら要点がしっかりまとまっているため、他の参考書で学習した後の復習用としても使えます。
こんな方におすすめ:
- 仕事が忙しく学習時間が限られている方
- 要点だけを効率よく押さえたい方
- 試験直前の最終確認に使いたい方
スマホで学習を進めたい方にはアプリの活用も効果的です。詳しくは以下の記事で解説しています。

参考書の効果的な使い方
使い方1:最初の1周は理解度50%でOK
参考書を初めて読むときは、すべてを完璧に理解しようとする必要はありません。全体像を把握することが最優先です。わからない箇所にはふせんを貼っておき、2周目以降に重点的に読み直しましょう。
使い方2:参考書と過去問を交互に活用する
参考書を読み終えてから過去問に取り組むのではなく、章ごとに「参考書→過去問→復習」のサイクルを回すのが効率的です。知識のインプットとアウトプットを短いサイクルで繰り返すことで、記憶の定着が格段に良くなります。
使い方3:参考書は1冊に絞る
複数の参考書を買い込むと、どれも中途半端になりがちです。教科書は1冊を何度も繰り返し読む方が、複数冊を1回ずつ読むより遥かに効果的です。「この1冊を完璧にする」という意識で取り組みましょう。
使い方4:苦手分野のページに付箋を貼る
過去問で間違えた分野の該当ページに付箋を貼っておくと、復習の際にすぐにアクセスできます。試験直前は付箋のページだけを見直すだけで、効率的な総復習ができます。


資格の独学を成功させるコツについては以下の記事でも詳しく解説しています。



参考書以外の学習リソース
無料の過去問サイト
参考書でインプットした知識は、過去問でアウトプットして定着させましょう。ITパスポート試験ドットコムでは、過去問と解説が無料で公開されており、分野別・年度別に演習が可能です。参考書と併用することで、学習効果が大幅にアップします。
YouTube動画
参考書の内容がわかりにくい場合は、YouTubeの解説動画を活用するのも有効です。特にネットワークやセキュリティの仕組みは、動画で視覚的に学ぶ方が理解しやすい場合があります。ただし、動画を見るだけで勉強した気にならないよう注意しましょう。
IPA公式の過去問
IPA公式サイトでは、過去問題と解答が公開されています。解説はありませんが、本番と同じ形式の問題を確認できるため、最終確認用として活用できます。
Kindle Unlimited会員であれば、ITパスポートの参考書や問題集を無料で読める場合があります。まずはKindle Unlimitedで試し読みをして、自分に合う参考書を見つけてから紙版を購入するという方法も賢い選び方です。
よくある質問(Q&A)
Q1. 参考書は1冊で十分ですか?
教科書系の参考書は1冊で十分です。ただし、過去問演習用の問題集を別途用意するか、無料の過去問サイトと併用することをおすすめします。教科書と問題集が一体型になっている書籍を選べば、1冊で完結することも可能です。
Q2. 参考書なしで過去問だけで合格できますか?
IT経験がある方であれば、過去問演習だけで合格できるケースもあります。しかし、IT未経験の方は参考書で基礎知識をインプットしてから過去問に取り組む方が効率的です。基礎知識がない状態で過去問を解いても、解説の内容が理解できない場合があります。
Q3. 中古の参考書でも大丈夫ですか?
ITパスポートのシラバスは定期的に改訂されるため、古い参考書は現在の出題範囲をカバーできていない可能性があります。特にAIやデータサイエンスなどの新しいテーマは、古い参考書には掲載されていません。最新版を購入することを強くおすすめします。
Q4. 電子書籍と紙の参考書、どちらがよいですか?
学習スタイルによって異なります。電子書籍はスマホやタブレットで持ち運べるため、通勤中などのスキマ時間に学習しやすいメリットがあります。一方、紙の参考書は書き込みやふせんが貼りやすく、ページをパラパラめくって復習しやすいメリットがあります。両方を使い分けるのも有効です。
Q5. 参考書を読んでも内容が頭に入りません。どうすればよいですか?
参考書を読むだけでは知識は定着しません。読んだらすぐに過去問を解いて、アウトプットする習慣をつけましょう。また、IT用語を自分の言葉で説明してみる練習も効果的です。「この用語を友人に説明するとしたら、どう説明するか」と考えながら学習してみてください。
まとめ
ITパスポートのおすすめ参考書と選び方について、要点をまとめます。
- 最新のシラバスに対応した参考書を選ぶことが最重要
- 初心者には「みんなが欲しかった!」「キタミ式」がおすすめ
- 効率重視なら「いちばんやさしい 絶対合格の教科書」
- 時間がない方は「出るとこだけ!」シリーズ
- 参考書は1冊に絞り、何度も繰り返し読む
- 参考書と過去問を交互に使い、インプットとアウトプットを繰り返す
自分のレベルと学習スタイルに合った参考書を選んで、効率よくITパスポート合格を目指してください。まずは書店やKindleのサンプルで実際に中身を確認してみることをおすすめします。
参考リンク:





