「基本情報技術者試験って難しいの?」「合格率はどのくらい?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。
基本情報技術者試験(FE)は、ITエンジニアの登竜門として広く知られている国家試験です。スキルレベル2に位置付けられ、IT企業への就職・転職において高い評価を受けている資格のひとつです。
この記事では、基本情報技術者試験の合格率の推移と難易度の実態、そして効率的な対策法を徹底的に解説します。

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基本情報技術者試験の概要
- スキルレベル:レベル2(ITパスポートの上位)
- 試験方式:CBT方式(随時受験可能)
- 科目A:60問・90分(四肢択一)
- 科目B:20問・100分(多肢選択式)
- 合格基準:科目A・科目Bともに600点以上(1,000点満点・IRT方式)
- 受験料:7,500円(税込)
- 受験資格:制限なし(誰でも受験可能)
CBT方式に移行してからは年間を通じて随時受験が可能となりました。自分のペースで学習を進めて、準備ができたタイミングで受験できるのが大きな魅力です。
基本情報技術者試験の合格率推移
合格率は近年大きく変動しています。
| 年度 | 合格率 | 備考 |
|---|---|---|
| 令和4年度 秋期 | 35.6% | ペーパー方式の最後 |
| 令和5年度(CBT移行後) | 47.1% | CBT化で大幅上昇 |
| 令和6年度 | 40.8% | やや低下 |
| 令和7年度(4~6月) | 約39.9% | さらに低下傾向 |
CBT方式に移行した直後は合格率が大きく上昇しましたが、その後は徐々に低下しています。これはIPAが試験の難易度を調整しているためと考えられます。現在は約40%前後が実質的な合格率です。(出典:IPA 統計情報)

基本情報技術者試験の難易度を他の資格と比較
| 資格名 | 合格率 | 勉強時間の目安 |
|---|---|---|
| ITパスポート | 約50% | 100~150時間 |
| 情報セキュリティマネジメント | 約70% | 100~200時間 |
| 基本情報技術者 | 約40% | 200~300時間 |
| 応用情報技術者 | 約23% | 400~500時間 |
情報セキュリティマネジメント試験と同じスキルレベル2ですが、基本情報技術者試験のほうが出題範囲が広く、特に科目Bのアルゴリズム・プログラミングが難易度を引き上げています。
科目A・科目Bの特徴と対策
科目Aの特徴
科目Aは知識を問う四肢択一問題です。テクノロジ・マネジメント・ストラテジの3分野から出題されます。
対策のポイントは過去問演習です。出題傾向が安定しているため、過去5年分程度を繰り返し解くことで合格ラインに到達できます。
科目Bの特徴
科目Bはアルゴリズムとプログラミングに特化した問題です。擬似言語(疑似コード)を読み解いてトレースする力が問われます。
科目Bのアルゴリズム問題は、暗記だけでは対応できません。プログラムの流れを一行ずつ追いかける「トレース」の練習を繰り返すことが合格のカギです。手を動かしてコードを追う訓練を欠かさないようにしましょう。
💡 基本情報技術者試験では参考書の選び方が合否を分けるポイントになります。科目A・科目B対策に最適な参考書をこちらのページで詳しくまとめていますので、学習を始める前にぜひチェックしてみてください。

科目B対策のステップ
- 擬似言語の文法をしっかり理解する
- 基本的なアルゴリズム(ソート、探索など)を学ぶ
- 過去問・サンプル問題でトレース練習を重ねる
- 時間を計って解く練習をする(1問5分が目安)


必要な勉強時間と学習スケジュール
- IT経験者:100~200時間(2~3か月)
- 理系学生・情報系出身:150~250時間(2~4か月)
- 文系・IT未経験者:250~350時間(4~6か月)
IT未経験者にとって最も時間がかかるのは科目B対策です。アルゴリズムやプログラミングの考え方に慣れるまでに時間を要するため、余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。
おすすめの学習配分
- 科目A対策:全体の40%(過去問中心)
- 科目B対策:全体の60%(アルゴリズム・トレース練習中心)
基本情報技術者試験を取得するメリット
1. IT業界での就職・転職に有利
基本情報技術者は、IT企業の採用において基礎力の証明として広く認知されています。新卒・第二新卒の場合は特に評価されやすい資格です。
2. 資格手当・昇進の条件
多くのIT企業が基本情報技術者試験の合格に対して資格手当を支給しています。また、昇進の条件として設定している企業もあります。
3. 上位資格へのステップ
応用情報技術者試験やセキュリティ系の高度試験を目指す上での基盤となります。基本情報の学習内容は上位試験の午前対策にも直結するため、効率的にキャリアアップできます。
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よくある質問(Q&A)
Q. 文系出身でも合格できますか?
合格できます。実際に文系出身で合格している方は多数います。ただし、科目Bのアルゴリズム対策には理系出身者よりも多くの時間を割く必要があるため、早めのスタートが肝心です。
Q. ITパスポートを飛ばしていきなり基本情報を受けても大丈夫ですか?
大丈夫です。受験資格に制限はありません。ただし、IT用語にまったく馴染みがない場合は、ITパスポートの学習を通じて基礎を固めてから取り組むのも一つの方法です。
Q. CBT方式になってから簡単になったのですか?
CBT移行直後は合格率が上昇しましたが、その後IPAが難易度調整を行い、合格率は低下傾向にあります。「簡単になった」とは一概には言えず、しっかりとした対策は必要です。


基本情報技術者試験のCBT方式とは?
CBT方式とは、試験会場のパソコンで問題を解くコンピュータベースの試験形式だよ。紙の試験と違って、画面上で問題を読んで回答を選択していくんだ。事前に模擬試験サイトで画面操作に慣れておくと、本番でスムーズに解答できるよ。
基本情報技術者試験の申し込み方法は?
プロメトリックのWebサイトから申し込みができるよ。アカウントを作成してから、希望の試験会場・日時を選んで予約するんだ。受験料は7,500円で、クレジットカードやコンビニ払いで支払えるよ。キャンセルは試験日の3日前まで可能だから、スケジュール変更にも対応しやすいね。
基本情報技術者試験の科目Bで高得点を取るコツは?
科目Bの擬似言語問題は、トレース(プログラムの処理を1行ずつ追いかけること)の練習が最も効果的だよ。最初は簡単なアルゴリズムから始めて、徐々に複雑な問題に挑戦していこう。解答時間が限られているから、よく出るパターン(ソート・探索・再帰)は即座に解けるレベルまで練習しておくと安心だよ。
基本情報技術者試験に合格した後のステップは?
基本情報に合格したら、次は応用情報技術者試験にチャレンジするのが王道のルートだよ。また、専門分野を深めたい場合は、データベーススペシャリストやネットワークスペシャリストなどの高度試験を目指すのもいいね。基本情報の合格は、IT業界でのキャリアの大きな一歩になるよ。
基本情報技術者試験の効率的な学習戦略
基本情報技術者試験を効率的に攻略するための学習戦略を紹介するよ。まず、科目Aと科目Bの対策バランスが重要だよ。科目Aは知識問題中心だから、テキストで基礎を固めた後は過去問の繰り返しが効果的なんだ。出題範囲は広いけど、テクノロジ分野が全体の6割を占めるから、ここを重点的に対策しよう。科目Bはアルゴリズムとプログラミングが中心で、擬似言語によるプログラムの理解力が問われるよ。プログラミング未経験者は、最初に擬似言語のルールを覚えてから、簡単なプログラムのトレース練習を始めるのがおすすめだよ。情報セキュリティの問題も科目Bで出題されるから、セキュリティの基本用語と対策手法もしっかり学んでおこうね。スキマ時間には、スマホの過去問アプリを活用して科目Aの知識を定着させるのも効率的だよ。
基本情報技術者試験の合格後に目指すべきキャリアと資格
基本情報技術者試験に合格した後のキャリアパスと、次に目指すべき資格について詳しく紹介するよ。ITエンジニアとしてのキャリアを本格的に築くなら、応用情報技術者試験が王道の次のステップだよ。基本情報の知識をベースに、より深い技術力とマネジメントスキルを証明できるんだ。専門分野を極めたい場合は、データベーススペシャリストやネットワークスペシャリストなどの高度試験に挑戦する道もあるよ。セキュリティに興味があるなら、情報処理安全確保支援士は国家資格として評価が高く、需要も伸びている注目の資格だよ。ベンダー資格としては、AWS認定やOracle認定資格などがIT業界で高く評価されているから、自分の専門分野に合わせて検討してみてね。
基本情報技術者試験の受験経験者からのアドバイス
基本情報技術者試験の受験経験者から寄せられるアドバイスをまとめたよ。最も多いのは「過去問を甘く見るな」というメッセージだよ。科目Aは過去問の焼き直し問題が多いから、過去問を5年分以上解いておくと確実に得点力が上がるんだ。科目Bについては「擬似言語に慣れるまでに時間がかかった」という声が多いよ。プログラミング未経験者は、基本的なフローチャートの読み方から始めて、少しずつ複雑なアルゴリズムに挑戦していくのが効果的だよ。試験本番では「焦らないこと」が大切だという声も多いんだ。CBT方式は問題の前後を行き来できるから、難しい問題に時間をかけすぎず、先に進んで残りの問題を片付けてから戻る戦略が有効だよ。
まとめ
基本情報技術者試験は合格率約40%と、IT国家試験の中では中程度の難易度です。科目Bのアルゴリズム対策がカギを握りますが、計画的な学習とトレース練習の積み重ねで十分合格を目指せる試験です。
ITエンジニアとしてのキャリアを築く第一歩として、ぜひチャレンジしてみてください。
関連記事:基本情報技術者のおすすめ参考書|科目A・科目B対策に最適な1冊は?
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